暴風の中を

死ぬかと思った。

行は暴風雨。
発達した低気圧と寒冷前線。
国道13→113→7→8→116→8号と突っ走ったわけだが……

夏用のウェアはメッシュなので、出発時はレインウェアを上だけ着用。
下とブーツカバーは着用せず。

小国の手前当たりから雨が降り出し、新潟県内に入ると土砂降りに。
開通したばかりの荒川道路、乙バイパスは酷い雨だった。
撥水加工のはずのツーリングパンツは水浸し。
昨日防水スプレーもかけておいたはずなのに、この有様。
113号沿いのコンビニで防水完全装備を着用。

新潟市内に入るまで酷い雨は続いた。
新潟の誇る3連バイパスに入る頃には雨はあがっていた。
雲が晴れて日が出てきて暑い。
新潟西バイパスを過ぎたあたりから、風が強くなり、コントロールが難しくなった。
柏崎を過ぎたあたりでメシを食って、あまりの暑さに雨の装備は全て取り外した。

ところが、糸魚川あたりでぽつりぽつりと…
とりあえず、レインウェアを上だけ着用して再び走り出した。
しばらくするとすぐに本降りに。
一気にパンツとシューズはびしょびしょ。
あきらめて、このままの装備で親不知突破を試みた。

親不知前から暴風雨って……。
覚悟を決めて親不知・子不知へ突入。
前に初心者マーク付きの遅い車がいたので、何とかついて行った。
8号線最大の難所であるが、ここはまだ良い方だった。
この時点ではまだ視界100m以上確保していた。

普通なら、この難所を越えれば、一安心なのだが…、
富山県内にはいると、暴風雨はさらに激しさを増した。
特に黒部付近は、扇状地で風が良く通るのか、視界は30mもなかった。
まっすぐ走れるわけがない。
80km/h(22.2m/s)でもヘルメットのシールドに付いた雨粒は飛んでいかないのに、
今回の暴風は右から左へ雨粒がどんどん流れていった。

雨だけなら大したことはないが、
これほどまでの強風は初の経験。
本当に死ぬかと思った。

強力なニーグリップとハンドルへ加重を掛けなければ、間違いなく吹っ飛んでいただろう。
事実、糸魚川市内で、直線、ドライの状態でフロントタイヤが風でスライドした。
新潟市から富山市を越えるまで、ずっと強風に耐えていた。
日頃のトレーニングがなければ、間違いなく事故っていたと思う。

何とか高岡まで、奇跡の無事故到着となった。

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