化膿性爪囲炎
激しく痛み出してから約1週間。
歩くたびに痛みが走る。
ついには靴を履くことも出来なくなってしまった。
通勤はサンダル。
朝着替えて靴下をはく瞬間が毎日の修羅場となった。
放っておくと自然治癒はかなりの時間を要しそうだ。
昨日のうちにネットで皮膚科を探し、今日の午前中に行くことにした。
診察の結果、爪の切り方が良くないらしい。
爪が皮膚を傷つけそこから菌が入って化膿したとのこと。
こういう患者は多いらしく、爪の切り方のパンフレットが用意されていた。
爪が伸びるまでは治療期間。
治療としては、傷の消毒と抗生物質の服用。
痛みがあるのであれば鎮痛剤を処方。
爪は剥がされずに済んだ。
しかしながら、傷口の消毒中に医師は余計なものを発見する。
「膿が出てるな。ちょっと痛いけどいじるよ。膿み出すから。」
そう言って取り出したのはごっついピンセットのようなもの。
そいつで表皮をつまんでぐちゃぐちゃにしたり、ほじくったり。
何が「ちょっと痛い」だよ。
激痛の間違いだ。
膿を出してからは、多少は痛みが引いた気がする。
それでもまだ靴は履けない、靴下をはくのも痛い。
俺もいろいろと調べてみたけど、主にブドウ球菌やレンサ球菌が原因らしい。
これまで消毒はオキシドールを購入して使用していたが、ブドウ球菌はカタラーゼ活性があるからオキシドールはあまり効かないかもしれないな。
ブドウ球菌は細胞壁のあるグラム陽性菌。
抗生物質としては細胞壁生成阻害剤を使いたいところだろう。
処方された薬を調べてみると、β-ラクタム、セフェム系の抗生物質。
やはり細胞壁生成阻害剤だ。
ただ、セフェム系は毒性が低い上に抗菌スペクトルも広いから多用されやすい。
従って感染した菌が耐性菌である可能性も無い訳ではない。
どこまで効いてくれるのかはわからないが、抗生物質は医師の処方が無くては手に入らないからこれに頼るしかない。
指導教員の教えは一切役立ったことはないが、大学時代の講義はこういうところで活きる。
病院や調剤薬局ってのはほとんどが現金払いなのが非常に気に入らない。
カード払でポイントがほしいものだ。