俺は一年以上前からうんざりしていた。
何もかも全てにうんざりしていた。
本気でやめることを考えた。
他の大学院の資料を請求した。
働こうと仕事を探した。
実際に職場の人とコンタクトを取り、メールをやり取りした。
本気で大学院をやめることを考えていた。
そのことに関して、多くの人の助言を得た。
賛否両論だった。
その仕事は3年間の契約制だった。
契約社員は、契約後のことを考えないといけないから、仕事に100%打ち込める状態ではない。
新卒採用は基本的に人生で一度しかない。それを捨てるのはもったいない。
あと一年というところで辞めるのはもったいない。
主な反対意見はこんな感じだ。
確かにその通りだ。
そして俺は、新卒の就職活動に専念し、大学院修了を目指すことになった。
就職先も決まったが、事は順調には進まなかった。
大問題が発生した。
ある人物との間で起こった問題。
とんでもなく深い問題。
多くの人を巻き込み、敵味方に別れ、いまだに戦いが続く。
今になって思うことがある。
あいつを知っている人物は全員、俺が大学院を辞めることに賛成していた。